熊本支部について

熊本支部役員等(任期:2022年11月~2024年3月)

顧問1名
相談役3名
支部長樋口 信夫(昭和56年3月経営卒)
副支部長宮部 妙美(昭和54年3月英文卒)
副支部長増井 洋介(昭和63年3月法律卒)
幹事長中村 裕彦(平成13年3月院修了)
幹事4名
副幹事9名
会計内匠 浩人(平成10年3月経済卒)
監事永野 俊一(平成5年3月政治卒)

沿革

同窓会熊本支部は昭和46年8月1日支部設立総会にて産声を挙げた。その当時、県内同窓生で電話にて確認がとれたのが103名、と25年史にある。電話作戦も大変だったと思う。翌年卒業上京した筆者の周りもまだアナログ世界。昭和の原風景といわれる頃かと思う。熊本の先達による同窓生探しの困難な壁を破ったのは【同じ学び舎の仲間達】という価値観の存在と共有であろう。

又発足当時の小倉外事専門学校や短大、大学への社会的な要求が、昭和20年8月の敗戦後に全国民が直面していたどん底の中でも、専門且つ高教育を修学して国の復興を担う若者を育てるべきと望まれたことと想像する。それは、小倉外専初代大島直治校長先生(後学長)の訓示に表れているのではと思う。あえて引用すると【履修学科を極め且つ各国の文化に接し美しき生産すなわち独自の文化を創造することにより、新日本の建設に貢献し、ひいては世界の平和と人類の福祉に寄与することを切望する。】昭和21年9月23日入学式にて。まさにフロンティアスピリットであろう。開学当時入学の苦学生達、価値観も180度転換、失意と空腹と不安の状況でも、そこには前を向き、這い上がろうともがき、猛烈に生き抜いた若者達の姿があったと思われる。

その後25年の時を経て社会の中堅となった先輩方が、尚武のこの熊本で支部を創りたいと強烈な気概をここで爆発、下表に記す【熊本支部】50年の第一歩がスタートしたと聴き及びます。開学精神=同窓会精神でもあり、年譜に初めて触れる会員各位にも熊本支部誕生後初めの50年を、大学・同窓会本部・他支部等事項と併せ俯瞰してお感じ頂けたら編集担当者一同最上の喜びです。どうぞご一読下さい。 

概要年譜

年月日熊本支部の歩み大学・本部同窓会歴代学長歴代
同窓会長
全国
支部結成
1946年(昭和21年)7月小倉外事専門学校 創立初代・大島直治校長
1950年(昭和25年)2月北九州外国語大学昇格初代・大島直治学長
1951年(昭和26年)1月同大学短大部併設初代・大島直治会長関西支部結成
小倉外専同窓会 発会
1952年(昭和27年)東京支部結成
1953年(昭和28年)3月本学 北九州大学に改称
1953年(昭和28年)12月北九州大学同窓会に改称2代・掛江元善会長
1955年(昭和30年)1月同窓会名簿第1号発刊3代・土屋清会長宇部支部結成
1958年(昭和33年)2代・古野清人学長八幡・若松・行橋・広島支部結成
1960年(昭和35年)3代・馬場誠学長下関・ 周防支部結成
1962年(昭和37年)北海道・佐賀・宮崎支部結成
1963年(昭和38年)豊前中津・中京・嘉飯山支部結成
1964年(昭和39年)岡山支部結成
1969年(昭和44年)4代・今中次麿学長鹿児島・日田支部結成
1970年(昭和45年)4代・佐々木正典会長長崎支部結成
1971年(昭和46年)8月熊本支部設立総会熊本市で30名参加で開催。
初代支部長に田中美敏氏就任。(熊本在住者103名を確認)
5代・林田和博学長熊本・山防・大分支部結成
1972年(昭和47年)5代・濱田勝憲会長愛媛・播州支部結成
1973年(昭和48年)支部設立に奔走した第2代支部長隈部裕義氏が就任直後急逝される。後任に田中前支部長が引き継ぐ。
1974年(昭和49年)9月第2回総会 本渡市(現天草市)10名参加で開催。
第3代支部長に西野章氏が就任
戸畑再編
現在ベテラン会員である各位の支部活動がこの頃から顕著となる。
1975年(昭和50年)11月第3回総会に大隈教授をご招待して熊本観光ホテルで開催。門司再編
1977年(昭和52年)11月総会で熊本県支部規約発表
年会費3千円と寄付金で運営との規程。
6代・吉富重夫学長国東高田・直鞍支部結成
本部 25年史を発行6代・土屋清会長
1978年(昭和53年)沖縄・徳島支部結成
1979年(昭和54年)幹事長等支部リーダー群による電話確認での同窓会結束向上が盛んに行われた時期となる。7代・石原文雄学長呉・北九州市支部結成
1981年(昭和56年)3月支部会員名簿を初発行(207名が記載)事務局が中心になり推進、組織として確立する。
1983年(昭和58年)10月本学学長(石原文雄氏)初ご招待で総会開催。
1985年(昭和60年)別府・防府支部結成
1986年(昭和61年)この年支部内ゴルフコンペが開催される。8代・川崎文治学長島根・兵庫支部結成
1987年(昭和62年)10月総会は、同社役員店長で第4代支部長に就任した藤井健一氏の熊本岩田屋伊勢丹で開催。(後8代同窓会会長就任)福山支部結成
1988年(昭和63年)熊本二金会がスタート。(以後毎月第二金曜・船場屋)9代・中谷哲郎学長
1989年(平成元年)文化・教養人であった轟木正斗氏が第5代支部長に。 仏語にも堪能との評。(山鹿市博物館長職にある)
1990年(平成2年)7月肥後銀行内に同窓生による【肥後銀行青嵐会】が結成される。後に同行役員を務める頼もしい会員諸氏である。設立総会には支部会員も駆けつけた。倉敷・津山・山口支部結成
1991年(平成3年)3月萩長門美弥・福岡県南支部結成
1992年(平成4年)4月金融業界で支部会員原和哉氏が熊本ファミリー銀行初代頭取に就任。同窓会でも初ケースとも。
第6代支部長に野口恭明氏が就任。高校英語教師であり又全国同窓会ゴルフ仲間を席巻する実力者でもあった。
本部の評議員制スタート。支部幹事長が評議員として同会議に出席、同窓会事項の多くを習得する。
1993年(平成5年)11月7代・仰木忠幹会長宮崎県北支部結成
1995年(平成7年)9月支部初の【女性の会】初代代表に秀島弓子氏を選出。8代・藤井健一会長
1996年(平成8年)高知・北陸支部結成
1997年(平成9年)1月新年会を開催。以後ほぼ毎年同会が開催された。 10代・田中慎一郎学長山口東部・中間遠賀・香川支部結成
1998年(平成10年)5月NTT会館にて総会開催。第7代支部長に片山圭一幹事長が就任(幹事長として20年間支部啓発活動・人材の発掘に尽力)9代・江口博明会長
1999年(平成11年)8月総会に田中慎一郎学長をご招待して開催。
2000年(平成12年)1月支部2代目女性の会代表に宮部妙美氏を選出
2000年(平成12年)9月個別部活 空手道部OB会全国大会を熊本市内で開催。
2000年(平成12年)10月この年行われた大学50周年記念募金で会員・役員の尽力により180万円余の浄財を集め、母校に大いに貢献した。後に寄付金の支部還元があり初めて支部財源に一定の安定が得られた。
2001年(平成13年)4月若松区ひびきのに国際環境工学部開設
北九州市立大学に改称
2001年(平成13年)5月人吉球磨地区くまがわ分会発足・田山種彦分会長本部50周年史発行
2004年(平成16年)3月宮部代表を会長に、改め【りんどうの会】が発足。11代・吉崎泰博学長
2004年(平成16年)5月参院選で熊本支部から初の参議院議員誕生。本田良一氏 参院沖縄北方問題特別委員会委員長に就任。
2004年(平成16年)7月【囲碁愛好会】が三上会員を会長に発足。10代・山下建治会長
2004年(平成16年)11月総会にて第8代支部長に三上征英氏。規約改定で以後支部総会は隔年開催と決定。
2005年(平成17年)3月ゴルフ愛好会が進 朗氏を会長に以後定期開催される。
2006年(平成18年)11月総会にて この年支部会員1,103名で平成卒会員が52%超、女性会員も29%超と支部の会員現状を発表。12代・矢田俊文学長
支部内の天草分会がリニューアルして再発足。
2007年(平成19年)4月支部顧問 井田守氏が人権活動で大臣表彰授章。
2008年(平成20年)11月総会会場をリバーサイドにて開催。会計金融機関を熊本ファミリー銀行から肥後銀行に移行する支部長提案がなされ、両行会員協力のもと決定した。
2009年(平成21年)11月第9代支部長に脇田幹事長。定例の熊本二金会はチサンホテルに会場を移し継続となる。11代・田村允雄会長
2011年(平成23年)3月玉名地域・熊本二金会を玉名市で初出張開催。東日本大震災に対し義援金を送る。13代・近藤倫明学長
2013年(平成25年)3月人吉球磨地域・熊本二金会を人吉市にて出張開催・福岡県南支部の元読売人吉支局長が、相良藩危機に瀕した歴史の逸話を講演。
2013年(平成25年)5月国際環境工学部・森田洋準教授(現教授)を講師に招き八代地区・イ草の効能他研究講演会を開催。
2014年(平成26年)2月天草地域・熊本二金会を天草市で出張開催。熊本参加組は改めて食の宝庫天草を知り大好評であった。
2014年(平成26年)11月11月支部総会はリバーサイドホテルで開催。第10代支部長に井上俊夫副支部長
2015年(平成27年)7月支部自主的事業として【隣国の中国事情研究講演会・兼支部多世代交流会】を開催。
2016年(平成28年)4月震度7の烈震が2度の熊本地震発生。本部の支援を得て支部1,300名会員の安否確認作業に集中、確認終了後本・支部に無事の報告。(被災地域在住会員70名弱)
2016年(平成28年)11月大学70周年記念募金に対し地震被災の中、支部会員協力で166万円余集まる。又、支部会員スミス宮部氏の著書提供により、本部総会会場にて義援金を募り市・大学・同窓会員等100名余の賛同頂き9万円余を熊本県部署に寄贈した12代・善正善 会長
2018年(平成30年)7月山鹿菊池地区・熊本地区とのブロック集会を菊池市で開催。会場にて過日発生した西日本広域豪雨災害に対して参加者の同意得て被害顕著の広島・岡山・愛媛3県の支部にお見舞金を贈る。14代・松尾太加志学長
ICT 小中校の教育先行自治体で文部大臣賞を受賞した球磨郡山江村首長選で、内山慶治会員が4選を果す。
11月には支部会員堀江隆臣上天草市長が再選を果す。
2018年(平成30年)9月9回目の【りんどうの会】では桜島・城山・歴史散策等西郷どんツアーと称し実施。鹿児島支部様より全面的に支援頂き支部間の交流ができた。
2018年(平成30年)11月松尾太加志学長(2部でご講演)ご招待してリバーサイドホテルにて総会開催。
2019年(令和元年)10月1000年の伝統誇る武田流流鏑馬宗家の活動が全国TVにて紹介される。戦国期 細川幽斎の命で藩士竹原家が藩主に代わり継承、400年守り続ける。支部会員竹原陽次郎氏こそ S46年宗家を継承、県無形文化財を取得等発展に奔走
2019年(令和元年)11月熊本支部初の【若者の会】を開催。(特筆・遠路東京からの参加もあった)
2020年(令和2年)2月新型コロナ感染パンデミックにより、2月の二金会開催以降、集会の全てが中止を余儀なくされる。
2020年(令和2年)10月コロナ禍で書面審議総会初めて実施する。
2020年(令和2年)11月50周年記念誌事業11月完成し発行、希望者配布に至り事業寄付への呼びかけにも58口29万円の浄財集まる。
2021年(令和3年)8月同窓会法人化移行で支部役員間で意見集約し本部とのコンセンサスを深める為の意見収取に取組む。コロナ禍対策では日常的支部情報の会員有志への郵便発送で維持共有図る
2021年(令和3年)10月本部評議会で同窓会法人化承認
2022年(令和4年)10月支部役員会で寄付剰余金にて熊本支部独自のホームページ立ち上げを決定し、11月総会で公開の予定となる。支部総会・50周年記念茶会への案内会員は、1,422名で昭和卒会員28.6%、平成以降会員71.4%。男女間では女性会員が35.3%となり現在に至る。
参考:同窓会25年史・同50年史・大学70周年記念誌・同窓会北友会70周年記念合併号・熊本支部50周年記念誌

 

後記

ご一読頂きまして有難うございます。表中、同窓会事項以外で、支部会員の多くの顕著な活動事例中、紙面の都合上、政治・経済・社会・文化面で各一例のみを過去の報道記事等を基に会員名を含む内容を掲載致しましたので承知下さい。又誤字脱字や誤認等お気づきの際はご一報下されば幸いです。今後の検討課題とさせて頂きたいと思います。 これから先の熊本支部50年に向かい、新たな力と視点でご意見、ご協力を賜われば光栄に存じます。HP上でお会いしましょう。                                                                            

2022年10月吉日 熊本支部 掲載担当者